私はモノづくり技術者のはしくれであり加工職人のはしくれでもありメンテナンス技能者のはしくれでもあり・・・と まぁ色々やっているのですが、たまーに人から(何をしている人なんですか?)など自分の仕事内容を聞かれた時に(説明するのにあまり時間が無さそうな時などは)ざっくり言うと「機械のなんでも屋さんです!」と一言で括る時もあるのですが、(←説明がおおざっぱ過ぎる?)「モノを作る」というのはお仕事ながらとても楽しいです!
なので「モノづくり」という事に対して考えている事が多いのですが
「モノづくりにかかせない物」と考えた時に思い付くのが・・・
まぁ色々たくさん浮かぶと思うんですが ^^;
その中のひとつに「ボルト」があると思います!
上の画像は六角ボルトの画像なのですが、頭の部分に「10.9」と数字が書いてあります。
これは何の意味があるのだろう・・・?と思った方も多いのではないでしょうか?
(その上の「SCM435」と書いてあるのはボルトの材質になります。)
この「10.9」と書いてあるのはボルトの「強度区分」を表しています。
記載のある10.9の前の数字の10は「引張強さ」の数字を表していて、引張強さ1000(N/㎟)の1/100を表しています。
また後ろの数字の9は「降伏点、または耐力」の数字を表していて、降伏点900(N/㎟)と引張強さ1000(N/㎟)との比「900/1000=0.9」の10倍の数字を示しています。
なので例えば「4.8」(強度区分)と記載してあるボルトは引張強さが400N/㎟で降伏点が320N/㎟(400×(8/10)=320)という事を表しているのです!
ちなみに「ある晴れた日に、浜辺で貝堀りをしていた原始人がたまたま尖った巻貝を見つけてそれを葦の棒切れに突き刺し、”回転して”外した」・・・というのが「人類」と「ねじ」との最初のかかわりであったとされているそうです。
普段ボルトを使わないという方にも
へぇ~・・・
・・・と軽いトリビア程度に聞いて頂けたら良いなと思いながら本日のひとり言を終了したいと思います。(←ひとり言かい!!)
それではまた!