弊社は国の融資制度の一つである「高度化事業」を利用した協同組合SIP座間インフィニティ(7社で構成)の一員として現在座間市に工場を建設しております。
現工場(大和)は現在2分割(加工工場・組立メンテナンス工場)されていますが、新工場への移転に伴い分散された工場を1箇所に集中する事で十分な作業スペースと生産環境を確保するとともに、より効率的な機械レイアウトに配置する事で一人当りの生産性の最大化を図る事に努めます。
これにより従来より平均10%~30%程度の短納期化を図る事を目指しております。
また天井クレーンの揚程が従来より1500mm程上がりますのでこれまでより大型の機械装置の製作・修理も可能になりますので、より幅広くお客様のご要望に応えられる様になります。
工場の完成引渡し予定日は平成26年2月28日を予定しております。
工場の引越しに伴い3月の上旬はお客様にご迷惑をお掛けしますが、鋭意作業に集中し極力早期に移転作業を完了させる所存でおりますので何卒ご容赦下さいます様お願い申し上げます。
「高度化事業」という制度をご存知ない方もいると思いますので以下に簡単にご説明致します。
「独立行政法人 中小企業基盤整備機構」が行う「高度化事業」は幾つか種類がありますが、今回当組合が行ったのは「集団化事業」になります。
集団化事業 (独 中小企業基盤整備機構HPより抜粋)
市街地などに散在する工場や店舗などを、生産性や効率性向上、異業種との連携、公害・騒音問題解決のため、一つの区域や建物にまとまって移転するもの。
制度としては各都道府県が窓口になり、コンサルティングを実施し、中小企業を支援しますが本事業は「貸付条件の優遇措置」が優遇されているのが最大の特徴になります。
当組合員は全社「経営革新化計画」の承認を受けており、国が行う高度化事業の厳しい審査を通った事で最も良い貸付条件の優遇措置を受けて企業団地の建設をしております。
詳しくは「独立行政法人 中小企業基盤整備機構HP」をご覧下さい。
当組合である「協同組合SIP座間インフィニティ」の名前の由来ですが、そもそも座間にはすでに高度化事業を利用し「SIP座間」という企業団地があります。
今回はその第二期となりますが名前の「SIP」は「S:シナジー(相乗効果)・IP:(インダストリアルパーク(工場団地)」の頭文字からなり、相乗効果を持たせ集団化する事を意味しています。
また、「SIP(シップ)」を船の(シップ)に見立て7社が運命共同体として力を合わせ、市場という大海原を航行しよう!」という願いが込められています。
その「SIP」に加え、企業団地建設地がもともと「日産自動車座間工場 栗原寮跡地」である事から日産の跡地である名残を残したいという思いから日産の最上位ブランド名である(INFINITY)を継承した事、及び当企業団地組合の可能性は無限である事を願い「インフィニティ」を付けさせて頂きました。
弊社は2008年よりこの企業団地計画に参加していますのでかれこれ約6年の歳月を費やしておりますが、一番長くいる方はもう10年以上この計画に携わっています。
自分は人生とは「選択の連続」であると日々痛感しております。
自身が「選択」した事の積み重ねで「現在」が形創られていくと考えています。
自分で選択した「道」ではありましたが、本計画の要である国の審査基準はとても厳しく、それ以外にも様々な困難もあり、ここまでまさに「山あり谷あり(落石あり)」のとても険しい道程でしたが、色々な事を乗り越え今年2月にようやく工場が完成致します。
当組合の組合員である7社が全力で力を合わせてようやくこじ開けた扉の先には「無限の可能性(インフィニティ)」が広がっている事を信じ、この度ようやくスタートラインに立てた気持ちでおります。
感慨深い想いを胸に、弊社は今後もお客様のご要望に応えるべく全力で邁進していく所存で御座いますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
株式会社ツガネマシーン 一同