先日お客様に「縦型マシニングセンターと横型マシニングセンターはどの様な使い分けをするのですか?」と聞かれましたのでちょっとブログにも簡単にまとめてみたいと思います!
「縦型」「横型」というのは主軸の向きの事になります!
切削工具の向き(Z方向)が下向きになっているのを「縦型マシニングセンター」と呼び、切削工具が横向きで加工を行うのが「横型マシニングセンター」になります。
一般的に横型マシニングセンターには「B軸」と呼ばれる軸があります。
これは加工品を段取りするテーブルが360°回転する事で側面の加工を多面的に行う事が出来るようにする為です。
文章のみでは説明が解りにくいので加工品の1例を紹介致します。
まず仕掛品です!
(仕掛品を回転させています。)
この様に横型マシニングセンターはテーブルを回転させる事が出来るので、多面的に加工を行う事が出来ます!(多面的にプログラムで全面を加工をする場合段取りがちょっと大変になります。)
この段取りで回転させながら下の画像の様にいくつかの加工工程を経ると品物が完成していきます!
「ラフィングエンドミルによる加工工程」
「フルバックによる加工工程」
動画で加工工程を紹介するともの凄く長い動画になってしまいますので画像で紹介させて頂きましたが、上記の様な加工工程を回転させながら各側面を加工すると以下の様になります。
上記の様にテーブルを回転させる事で側面の加工を効率よく行う事が出来るのが「横型マシニングセンター」になります!
縦型マシニングセンターと横型マシニングセンターをうまく使い分ける事でより幅広い製品作りが出来ます!
その後もいくつかの工程を経て製品を完成させます。
完成画像がこちらです。↓
「完成画像 1」
「完成画像 2」
如何だったでしょうか?
マシニングセンターによる切削加工に少しでも興味を持って頂けたら嬉しく思います♪
さぁ今年もいよいよ中盤戦突入です!
梅雨にも負けず頑張ってこー!