a接点とb接点(シーケンス制御)

機械装置は一定の決まった動作で動く様にプログラムされています!

例えば洗濯機はスタートボタンを押すと「給水」「洗濯」「すすぎ」「脱水」といったあらかじめ定められた工程を順序通りに進めていきます。

このように定められた順序に従って動作をしていく様な制御を「シーケンス制御」といいます!

 

自身の復習も兼ねてこれから少しずつ「シーケンス制御」についてもこのブログで書いていこうと思っています。

まずは基本となる「接点」についてです!

 

身近な所で電灯を点ける場合スイッチを押しますよね。

スイッチが押される事により電気回路の接点が閉じて電灯が点くしくみになっています。

スイッチが「ON」でライトオンです!

 

この様に通常時は開いていて(電気を通さない状態でいて)ボタンを押すことにより(その他何かの外力などにより)「ON」になる接点を「a接点」(またはメーク接点)と言います。

a接点の「a」はアルバイト(働く)の頭文字から取って「a接点」と呼ばれています。

 

図面で「a接点」は下記の様に記載します。 ( (左側)旧JIS図  (右側)新JIS図 )

 

 

 

このa接点とは逆に通常時は接点が閉じていて(電気が流れていて)ボタンを押すことにより(その他何かの外力などにより)「OFF」になる接点を「b接点」と言います。

スイッチ「ON」でライトオフです!

b接点の「b」はブレーク(切る/壊す)の頭文字から取って「b接点」と呼ばれています。

 

例えばコンベアー等の機械装置に付いている非常停止ボタンなどは、通常時動いている状態(通電して動いている状態)を非常停止ボタンを押す事により運転を停止させる(接点を切り離し電気を通さない状態にする)働きをしますのでこの「b接点」を使用します。

 

「b接点」は下記の様に記載します。 ( (左側)旧JIS図  (右側)新JIS図 )

 

 

この他に「a接点」と「b接点」を切り替えて使用する「c接点」というのもあります。

このc接点はチェンジオーバー(切換え)の頭文字から取って「c接点」と呼ばれています。

 

「c接点」は下記の様に記載します。 ( (左側)旧JIS図  (右側)新JIS図 )

制御盤など「シーケンス制御」の配線をする際には非常に重要となる接点について簡単にまとめてみました!

 

何事も基本が大事!

 

今日の読書こそ、真の学問である。

(吉田松陰)

 

千里の道も一歩から!

これからも頑張ってこー!

 

 

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